目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
スクラップブッキングをされる方々だけでなく、手帳ユーザーさんたちの間でも人気のウィーアーメモリーキーパーズのワードパンチボード。アルファベットや数字のパンチをまっすぐに並べられるツールです。
アルバムページのタイトルなどに私も昨年から愛用中ですが、唯一の問題点は文字間が広いこと。大きな台紙を使う場合は良いのですが、私のようにトラベラーズノートブックサイズでミニアルバムを作ったり、主に手帳への文字入れに使うとなると、限られたスペース内では綴れるワードやフレーズも決まってきてしまいます。
もっと上手く活用できる方法はないかなあ、とあれこれ試してみたところ、文字と文字の間にもうひとつ文字を入れられるスペースがあることを発見。ラッキーなことにパンチボード本体のスロットには細かく番号が振られているので、確実にパンチを文字と文字の真ん中に設置することができます。
新しく入手した小文字バージョンでご説明したいと思います。
・ワードパンチボード
・ペーパー(ハガキ前後の厚さがベスト)
オリジナルバージョンは大文字で、パンチボード本体のカラーはティールです(使い方はこちら)。新作の小文字バージョンは、淡いピンクのボディです。
基本の使い方をおさらいいたしましょう。パンチボード本体のふたを開くと、パンチを並べるスロットが10個並んでいます。
ここに綴りたいワードのアルファベットパンチを並べていきます。「birthday」と綴りましょう。
ペーパーを差し込んで…
ふたを閉めて…
グッと力を入れてパンチします。
すると、綴ったワードがパンチされる仕組みです。
大好きなツールなんだけれど、残念なのが文字間の広さ。8文字のワードは、私がアルバム台紙にしている4インチ幅のペーパーには収まりません。
そこで、文字と文字の間にもうひと文字入れて全体を短くしたいというわけです。
綴りたいワードのアルファベットを並べます。
これを、ひと文字おきにずらして、2つのグループに分けます。
最初のグループ(1番め、3番め、5番め、7番めの文字)のパンチを、隙間を開けずにパンチボードに並べます。
ペーパーを差し込んで…
パンチします。
この「b」と「r」の間に「i」を、「r」と「h」の間に「t」を…と、間を2つめのグループのアルファベットで埋めていきます。
まず、最初のグループのアルファベットパンチを外します。
2つめのグループのアルファベットは、パンチボードの端から並べてしまうと、先にパンチしたところに重なってしまいます。
パンチボード本体には、目盛りが入っています。最初のグループのひとつめのアルファベット(b)の真ん中は1、ふたつめのアルファベット(r)の真ん中は9なので、1と9から同距離の5が2つめのグループのひとつめのアルファベットの真ん中ということになります。
5の目盛りに「i」のパンチの真ん中が来るようにセットします。
ひとつめのアルファベットの位置が決まったら、あとは隙間を作らず残りのピースを並べていきます。
ペーパーを左の端にしっかり寄せて…
差し込みます。
パンチ。
「birthday」の文字間を狭めることができました。
同じ文字が複数回必要なワードやフレーズを綴る場合は、ちょっぴり注意します。たとえば「happy」なら「p」を2回パンチしなければなりません。
「ここにもうひと文字必要ですよ」のしるしに何か置いておくと混乱が防げます。「p」と「y」の間に消しゴムを挟みました。
ずらします。
最初のグループ(1番め、3番め、5番めの文字)を端から並べてセッティング。
次はこれらの間を埋めます。
消しゴムを「p」に変えます。
2つめのグループのひとつめの文字(a)は目盛りの5に合わせ、次の文字もぴったりと合わせて設置します。ペーパーの端を左にしっかりと寄せて…
差し込みます。
パンチすれば、「happy」になりました。
「happy birthday」のラベルができました。
4インチ幅の私のミニアルバムの台紙にも収まります。
アルバム作りや手帳に人気のワードパンチボード。文字と文字の間にもうひと文字入れて、限られたスペースにより多くのワードやフレーズが綴れる方法をご紹介いたしました。
私はお出かけ写真や日常のスナップショット、観た映画やドラマのポスターを小さくプリントしたものなどを月ごとにまとめてミニアルバムにしているので、見出しに「November」や「December」など長めのタイトルラベルが作れるこの方法をよく使っています。
昨年のクリスマスアルバム作りでは、大阪滞在中に訪れた「MIDOSUJI」(御堂筋)や「NAKANOSHIMA」(中之島)まで綴れて、大変重宝いたしました。
手軽で実用的なワードパンチボード、ぜひクラフトや暮らしに取り入れてみてください。