目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
もうすぐ母の日ですね。海外に暮らす私は日本のデリバリーサービスを使ってお花やプレゼントを届けますが、カードは毎年アメリカから送ります。母の日は私と同じくらいカード作りが好きな夫に先を越されてしまうことが多いので、今年は早めに作る作戦です!
先日パターンペーパーのケースを整理している時に母が好みそうな柄の端切れを見つけ、母の日カードにどうかしら?と取っておいたものを使いました。スタンプやダイでパターンからデザインするカード作りも楽しいですが、既成のマテリアルがピタッとマッチした時の満足感もまた良いものです。あまり大きいものは必要ないので、ラッピングペーパーの折り目のついていない部分を再利用されるのも名案です。
パターンペーパー、布製のリボン、そしてネスティングダイで作るフレーズラベルを重ねた、「がんばり過ぎないけれど完成度の高い」母の日カードの作り方です。
・パターンペーパー
・幅広のリボン
・2つ折りカード
・ペーパートリマー
・テープのり
・ネスティングダイ(あれば)
・ダイカットマシン(ダイを使う場合)
・フレーズスタンプ
・スタンプポジショナー(ウッドスタンプを使う場合)
・コーナーラウンダーパンチ(あれば)
いつもは長い辺で折るカードを使っていますが、ここでは短い辺をつなげてカットし、上に開くタイプにします。8.5x11インチのカードストックを縦に2等分する以外、作り方は通常のものと同じです(作り方はこちら)。
左右と下に0.25インチのマージンができるようにパターンペーパーをカットします。本体がスタンダードサイズの4.25x5.5インチのカードであれば、パターンペーパーは3.75x5.25インチとなります。
フレーズのラベルを作ります。あればデコラティブなデザインのネスティングダイ(詳しくはこちら)を使います。なければサークルパンチでもよいでしょう。トリマーやカッターを使って正方形、または長方形にしてもOK。
いずれの場合も、ラベルは白のペーパーで、ひと回り大きいマットはカラーのペーパーで作ります。
ラベルにフレーズのスタンプを入れます。クリアスタンプならバランスを見ながらそのまま、ウッドスタンプなら真ん中に来るようスタンプポジショナーキットを使います(使い方はこちら)。
ラベルの完成です。
パターンペーパーの下の左右の角を丸く落とします。コーナーチョンパーというラウンダーパンチはヘヴィデューティー仕様なので、複数のペーパーを重ねてカットしたりチップボードや薄いメタルシートにも使えて大変便利です。ここでは直径が3/8インチのものでカットしましたが、弧のサイズはお好みで。
カード本体も同様に下の左右の角を丸めます。
テープのりでパターンペーパーを2つ折りカード本体に貼り付けます。
カードの折り目の真ん中にリボンの幅のスリットを入れます。
定規を当ててカッターで切り込みを入れてもよいですが、トリマーの方が手軽です。
ロータリー式やギロチンタイプのトリマーでは不可能な作業です。トリマーの種類や選び方についてはこちらでお読みいただけます。
カードのてっぺんにリボンの幅のスリットが入りました。
カードを開き、内側からリボンを差し込みます。
外側から引っ張ってリボンを出します。
リボンの幅を半分に折り、ハサミでV字カットにします。
バランスのよい長さになるよう、表に出る分を調整します。
長さを決めたらリボンにテープのりを引きます。剥がれやほつれを防ぐため、カットしたリボンの先には念入りにテープのりをつけます。
歪まないように気をつけながら押さえ、カードに貼り付けます。
カードを開き、リボンをカットします。
セロファンテープまたはテープのりで固定します。隠れる部分なので何でもOKです。
インサートを貼り付けます。インサートの下の角には、直径1/4インチのコーナーラウンダーを使用しました。
フレーズのラベルを貼り付ければ…
今年の母の日カードのできあがりです。
パターンペーパーとリボンにラベルを重ねた母の日カードをご紹介いたしました。いつもは横に開くカードを本体にしていますが、ここでは短い辺がつながった上に開くタイプを使い、リボンの端をインサートの下に隠して仕上げています。
ネスティングダイはラベル作りに大変便利。ひとまわり大きく作ったカラーのマットを重ねる方法は、カードだけでなくスクラップブッキングのジャーナリングスペースとしてもよく使います。正方形や長方形、丸型や楕円などがあれば大抵の目的は達成しますが、ここで使用したような装飾性のあるデザインのものもあると雰囲気に合わせて選べて良いと思います。
母の日のプレゼントはもうお決めになりましたでしょうか。贈り物に添えるカード、今年はぜひ手作りを!今から目を光らせていれば、お母さまの気に入りそうな柄入りのペーパーが見つかるかもしれません。