レジンに何を閉じ込めよう?人気の封入材5選
croccha通信
2022年06月02日

レジンに何を閉じ込めよう?人気の封入材5選

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大人気のレジンアクセサリー作り。みなさんはどのように楽しまれているでしょうか。カラフルに仕上げたり複数の着色剤でマーブル模様を入れたりと色でも遊べるレジンですが、異素材を閉じ込める面白さの虜になっている方も多いのではないでしょうか。 

 

液体状のレジンに異素材を沈めて固めることを「封入」と言います。レジン液が透明であることを最大限に活かした手法です。天然のものからキラキラの粉物、さらには他のハンドメイドジャンルでおなじみのパーツまで、レジンに入れられる素材オプションはまさに無限大。 

 

レジンに埋め込むアイテムは「封入材」の総称で呼ばれています。お花、石、紙、繊維、ガラス、プラスチック、メタル…と、素材によって完成作品の雰囲気がガラリと変わります。色やサイズのバリエーションも豊富です。 

 

レジンに閉じ込める人気の封入材をご紹介いたします。 

 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.ドライフラワー
  2. 2.天然石
  3. 3.ホログラム
  4. 4.ラメ、グリッター、パウダー等の粉類
  5. 5.スパンコール、コンフェティ
  6. まとめ

1.ドライフラワー

みんな大好きなお花!ナチュラル派さんにとっても華やか好みさんにとっても、ドライフラワーはレジンの封入材として大変魅力のあるアイテムです。

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単体でも、いろんな種類を組み合わせても、またはラメやビーズなど他の素材を追加しても見栄えが良いので、ドライフラワーはレジンクラフターさんが集めたい封入材の代表的存在です。レジン用に小分けにされたものも数多く見つかります。

お花の種類によっては簡単に自作できるのもドライフラワーのよいところ。ウェディングや記念日など特別な日を飾った生花を乾燥させ、レジンに閉じ込めて永遠の思い出に、なんていうロマンチックなアクセサリー作りも可能です。

テーマやお好みに合わせた色合いのドライフラワーをモールドに流したレジンに封じ込め、ちょっとした贈り物にもピッタリな小さなアクセサリーに。

https://web.croccha.com/magazines/valentine_heart_resin_2201

色味を抑えたドライフラワーを選び、合わせる着色剤に同系色を使えばアンティーク調にもなりますね。

https://web.croccha.com/magazines/antique_colored_resin_earrings

他のお花との組み合わせがしやすいので、小さくて色合いの優しいかすみ草が好評です。そのままでは使いにくい形の良くないものや古くなって硬く閉じてしまったものは、崩して花びら1枚1枚をパーツとして扱うことで再利用可能です。

https://web.croccha.com/magazines/recycling_dry_flowers

イエローが鮮やかで春らしいミモザ、ニュアンスカラーのバリエーションが多いあじさい、桜やバラのような少し大ぶりの花びらなど、レジンに使いたいドライフラワーは他にも豊富に揃っています。

2.天然石

大自然の賜物、天然石。気候や地質、圧力などの環境と長い年月が生み出す美しい鉱物は、その色、模様、煌めきなどからアクセサリー作りの素材として好まれています。レジンとも相性抜群!

天然の結晶が作り出されるその過程の不思議さから古来より不思議なエネルギーが宿るとされ、パワーストーンと呼ばれるものも数多く存在します。恋愛や学業、仕事などの運気アップへの願いを込めたハンドメイド作品は、気の利いた贈り物にも最適です。

スピリチュアルな力を信じるかどうかは別として、美しい色合いやユニークな模様の入った天然石はレジンの封入材として大歓迎!ティール系のカラーが涼しげなアマゾナイトを金箔と合わせ、透明のレジンに封じ込めたイヤリングが素敵です。

https://web.croccha.com/magazines/resin_naturalstone

レジン液に完全に沈ませるのではなく、天然石の一部のみを埋め込んで露出させるデザインにもまた違った魅力があります。アメジストとパールの組み合わせで、フォーマルなシーンにも映えるピアスの美しいこと。

https://web.croccha.com/magazines/accessories_0216

天然石には高価なイメージを持たれる方も少なくないと思いますが、種類やサイズによっては実は手頃なものも多いんです。小さい石は組み合わせ次第で豪華にすることも可能です。セットになった便利なものも見つかります。

3.ホログラム

ホログラフィーの原理に詳しくなくても、乱切りにしたホログラムがキラキラと美しい光沢を持つマテリアルであることは周知のところ。紙工作やネイルアートなど多くのジャンルで素材として好まれるホログラムシートは、レジンの封入材としても定評があります。

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三角のモールドにたくさん埋め込んで、乱反射の美しいピラミッド型に。太陽光の当たる角度によって色の見え方が変わるので、身につけるととっても華やかな印象になります。夏のアクセサリー作りに最適の封入材とも言えるでしょう。

https://web.croccha.com/magazines/rezin_0312

ホログラムシートの乱反射は、涼しさや冷たさの表現にもピッタリです。鉱石のモールドに流した透明のレジン液にホログラムを混ぜ込み硬化させると、キラキラの氷のような宝石パーツになります。

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これを複数作って氷山のようにゴツゴツと並べれば、シャープで涼しげなバレッタに。夏のヘアアレンジにいかがでしょうか。

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ホログラムはそれだけで主役級にも、天然石やパールなどと合わせて脇役的にも使えます。セットで色々揃えておくと便利です。

4.ラメ、グリッター、パウダー等の粉類

ラメ、グリッター、ミラーパウダー。粒子の細かさやメーカーによって呼び方は違うかもしれませんが、キラキラの粉類もレジンの封入材として需要の高いアイテムです。特にレジンを始めると挑戦したくなる、宇宙系のデザインには欠かせません!

宇宙をテーマにしたレジン作品には、寒色系のラメ、グリッター、パウダー等がおすすめです。色味や粒子のサイズの違う粉類をバランスよく配合。

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半球を2つ作って合体させ、土星のパーツになりました。

https://web.croccha.com/magazines/resin_saturn

宇宙系デザインのレジンアクセサリーパーツの中でもとりわけ人気のある渦巻き銀河を表現するには、さらに極小のパウダーを選びます。

https://web.croccha.com/magazines/spiral_galaxy_hemisphere

微粒子のパウダー、もう少し大粒のグリッター、さらに大きなビーズとサイズ違いの封入材を合わせれば、びっくりするくらい奥行き感のある小さな世界が再現できます。

5.スパンコール、コンフェティ

ソーイングやビーズ刺繍、ペーパークラフトなどでおなじみのスパンコール。メタルやプラスチックの破片の真ん中に布地に縫い付けるための糸を通す穴が開いたものがスパンコールで、穴のないバージョンがコンフェティです。

乱反射を利用したキラキラ素材なので、レジンにおいても人気があります。マテリアルが同じでもグリッターなどよりうんと大きく、それぞれの形が目で識別できるのが特徴と言えるでしょうか。星、ハート、お花など、レジンに埋めてもそれと分かるので、よりテーマに沿ったアクセサリー作りが実現します。

細かい粒子のパウダー類と違い、位置を確認しながらデザインできるのもスパンコールやコンフェティのサイズの封入材を使う利点です。やり直しも簡単なので、初心者さんにも安心ですね。

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好みの配置でレジンに入れて硬化し、金具を付けて非接触キーホルダーに。

https://web.croccha.com/magazines/resin_hisessyoku_key

アクセサリーは着けない方々もいらっしゃるので、こんな実用的なアイテム作りに取り入れる方法も知っておくと良いでしょう。

まとめ

媒体が透明であることを活かし、硬化前にさまざまなアイテムを封じ込めて個性あるアクセサリー作りが楽しめるレジン。色、形、光沢などがダイレクトに伝わるので、封入材の選び方はそのまんま完成品の雰囲気やクオリティにつながります。

好きなものを好きなだけ、自由に封入できるのが醍醐味のレジンクラフト。ここではドライフラワー、天然石、ホログラム、キラキラの粉類、そしてスパンコールと、人気の定番封入材5選をご紹介いたしました。

色、形、サイズ共にとにかく豊富、そして組み合わせもしやすいのがドライフラワー。ナチュラル好きさんにもゴージャス派さんにも、お花は大変好まれている封入材のひとつです。レジンアクセサリー作り向けに使いやすく小分けにされたものも販売されていますが、記念日などにもらったお花を乾燥させて思い出を閉じ込める、なんていうコンセプトも素敵です。

天然石も取り入れて楽しい、もらってうれしいアクセサリー素材の代表格。色や模様が美しいだけでなくそれぞれに意味があるので、恋愛運、仕事運、金運など、相手の幸せを願った手作りの贈り物をする際に選びたいアイテムです。レジンとも相性抜群ですので、封入材として液にすっかり沈めてチャームにしたり、または部分的に埋めてシェイプや質感を楽しんだりと、さまざまなデザインのアクセサリー作りに使用できます。

太陽の光を浴びてキラキラと乱反射する夏向けのレジンクラフトには、ぜひホログラムを。乱切りにしたホログラムシートをレジンに封じ込めることで、角度によって色や煌めきが変化する美しいアクセサリー作りが可能になります。それだけでももちろんのこと、ドライフラワーや天然石を引き立てる脇役としても優秀なのがホログラムです。

ラメ、グリッター、パウダー等、光沢のある粒子の類もレジンには欠かせません。お花やストーンなどをメインにしたチャームに混ぜれば、華やかさがぐんとアップ。レジンクラフトの中でもとりわけ人気のある、宇宙系デザインにもなくてはならない存在です。粒子のサイズによってレジン液との混ざり方等が違いますので、用途によって選びましょう。

細かい粉類と違い、レジンに埋めても形がそれと分かるのがスパンコール。ソーイングやビーズ刺繍に使われる素材ですが、レジンにおいても人気があります。糸を通して縫い付けるための穴が開いていないバージョン、コンフェティも同様に封入材として最適です。星形やハート形などが硬化後にもはっきりと見て取れるので、よりテーマを明らかにしたい時に選びたい封入材です。

季節やお好み、用途に合わせた封入材でレジンクラフトを楽しみましょう!

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