目次
- 1.刺繍あれこれ
- 2.ファブリック
- 3.フェルト
- 4.レジン
- 5.くるみボタンキット
- 6.クレイ(粘土)
- 7.スエード紐
- まとめ
汗ばむ季節になり、普段は髪を下ろしている方も束ねたりねじり上げたりする機会が増えているのではないでしょうか。「今日はまとめ髪!」と決めて朝からスタイリングするなら良いのですが、何気に困るのが「今だけちょっと寄せておきたい」なんていう場合。
仕事中に下を向いて書き物をする時だけ、家事タイムで水回りを拭く時だけ、ラッシュアワーの満員電車に挑む時だけ…その後はまた解いて下ろしたいので、ふわっとゆるめに留めたいんですよね。ギュッと結ぶと髪に跡がついてしまいます。でもきちんと結ばないと、だらしない印象になってしまうのが悩みの種。
そんな時、ヘアゴムに何か付いているとなんとなく許されてしまう気がしませんか?高価なものでなくてもいいんです。きれいなお花やラブリーなどうぶつさんなど、ちょっと目を引くチャームが付いているだけで一気に好印象に。
すでにお手元にある材料や100円ショップでも気軽に購入できるアイテムを使って手作りできる、かわいいヘアゴムを集めてみました。もちろん勝負の日のおしゃれにも!ご紹介いたします。
フランス刺繍
フリーハンドで描いたお花の型紙でフェルトをカットし、サテンステッチで面を埋めて作るお花のヘアゴム。優しい色合いの刺繍糸で刺し、淡水パールを合わせて仕上げてあるので、とってもフェミニンな印象です。これならオフィスでも浮きません。
https://web.croccha.com/magazines/stitched_flower_hair_tie
原色の糸で作ってキラッキラのジェムを合わせ、カラフルでキッチュなお花に仕上げてもOK。ゴールドやシルバーなどメタリック調の刺繍糸も手に入りますので、晴れの日の装い向けに作ることも可能です。お揃いや色違いで作ってお子さまとのおしゃれに取り入れるのも楽しいですね。
ビーズ刺繍
刺繍は刺繍でも、こちらはビーズを縫い付けるタイプです。しずく型のチェコビーズをフェルトのベースにこんもりと縫い付けるので、立体感があります。ガラス素材なので、光をキャッチしてキラキラ効果も。爽やかな雰囲気なので夏向きヘアアクセサリーと言えるでしょう。
https://web.croccha.com/magazines/teardrop_czech_bead_hair_accessories
本体の仕上げまでは同じレシピで、ヘアゴムとポニーフックの2通りに仕上げる方法をご紹介しています。ニーズに合わせて作ってみてはいかがでしょうか。
ミラー刺繍
こちらも刺繍ですが、ちょっと変わったエスニックな感じのヘアゴムです。ステッチの中にごく小さな鏡を包み込む「ミラー刺繍」は、インドに伝わる伝統技法だそう。鏡が光を跳ね返すことから魔除けになると信じられて、女性の持ち物や身に着けるものの装飾に取り入れられています。
見た目が可愛く、まとめ髪の役にも立ち、さらに悪を跳ね除けてくれるのならば使わない手はありません。ビビッドカラーの糸を選んでフォークロアに仕上げたいヘアゴムです。
コットン生地
ヘアゴムの中でも手作りの温もりが感じられやすいのが、布の飾りの付いたタイプ。当たっても痛くないので小さな女の子向けのデザインが多いですが、大人だって可愛いものが好き!幼稚園や学校で無くさないようにと大ぶりに作られたうさぎさんの耳のようなリボンのデザインのヘアゴムですが、布地の色柄を考慮すれば大人でも違和感なく着けられます。
https://web.croccha.com/magazines/usamimi_hairacce
小さな端切れで作れるので、普段ソーイングをされない方でも100円ショップのカットクロスで楽しめます。裏表に違う布を合わせれば、リバーシブルにも。ミシンでも手縫いでも完成させられます。
チュール生地
こちらはもっと簡単。ズバリ、縫いません!しかも材料はすべて100円ショップで手に入るというお手頃さとお気軽さ。バレリーナの衣装を思わせるチュール素材は、どの時代も小さな女の子の憧れですよね。我々大人にとってもときめきアイテムであるチュールにカラフルなボンボンを詰め込んだ、リボンの形の飾りの付いたヘアゴムです。
羊毛フェルト
チャレンジされたことのある方も多いでしょうか。針先で突きながら繊維を絡めて好みの形にするクラフトです。以前は手芸店でないと材料や道具が手に入りませんでしたが、一時期の爆発的人気を経て今では100円ショップでも気軽に揃えられるようになりました。
愛犬や愛猫にそっくりに作られたリアルなフィギュリンなどはもう芸術の域に入りそうな勢いですが、ころんとデフォルメされたお花やキャラクターの羊毛フェルトにもまた違った可愛さが。自分用のヘアアクセサリーにするなら、多少いびつになってもご愛嬌です。
https://web.croccha.com/magazines/needle_felt_rabbit
シートフェルト
フェルトというとシート状の方を思い浮かべる方の方が多いかもしれませんね。切り端の始末が要らないので、まだ家庭科の時間もない小学校低学年の頃からソーイングを楽しまれた方にとってはノスタルジックなマテリアルかもしれません。
細長くカットしたフェルトにハサミで切り込みを入れてフリンジ状にして、端からくるくると巻いて菊のような形のお花に。型紙も要らず、サイズや花びらの太さも自由自在。ボンドで仕上げるヘアゴムなので、とても簡単です。
人気のレジンもヘアゴムの飾り作りに最適です。本格的な仕上がりになるので、ちょっとした贈り物にもいいですね。好きな人とそうでない人に分かれるピアスやネックレスと違い、ヘアゴムはおしゃれアイテムでもあるけれど実用品。もらって困ることはないでしょう。
モールドやフリーハンドでチャームを作ってゴムに取り付ける方法もありますが、台座付きのヘアゴムパーツならレジン液を流すだけ。いろんな形の台座が見つかります。好きな色に着色したり、マーブル模様やワイルドなアニマル柄にしても素敵です。
https://web.croccha.com/magazines/resin_animalacce
こちらも同じく台座付きのヘアゴムパーツをベースにしたレジン作品。引き揃え糸やパールなど、お好きな封入材を組み合わせて華やかに。レジンに使える封入材のオプションはとっても豊富です!
https://web.croccha.com/magazines/hikizoroe_hair_accessory_2201
続いてのレジンチャームのヘアゴムは、シリコンモールドを使って作るタイプです。レジン用のモールドは台座付きのヘアゴムよりもうんと種類が豊富なので、お好きなシェイプやサイズに作れるのが利点です。
半球、星形、ハート形…テーマに合わせてさまざまなデザインが楽しめます。六角形のモールドにレジンを流し、パール、ドライフラワー、金箔を封じ込めた鮮やかなヘアゴムの作り方です。
なんといっても手軽なのが、くるみボタンキットをベースにしたヘアゴム作り!本来の目的であるボタンではなく、ヘアゴム作りを目的に購入される方も少なくないはずです。ゴムもパッケージに入れてヘアゴムキットとして販売した方が売れるのではないかしら?というくらい、くるみボタンキットを使った方法は人気です。
何がヘアゴムにちょうどいいかって、そのサイズと形。真っ平らではなく、少しこんもりとしたフォルムになるところもヘアゴムのアクセントに良いのです。大きなボタンをひとつ付けても、小さめのボタンをツインにしても、どちらでも可愛く仕上がります。
刺繍、ビーズ、刺し子、パンチニードル…とあらゆるハンドメイドジャンルの小さなサンプルパッチをヘアゴムにすることができますが、くるみボタンキットに馴染みのない正真正銘の初めてさんには布切れで作るベーシックなタイプがおすすめです。
お気に入りの柄布のいちばん好きな模様を選んでカットすれば、愛着も湧くことでしょう。ほんの数センチ四方あれば作れるので、もったいなくて処分できないビンテージや限定品の端切れなども有効活用できます。
https://web.croccha.com/magazines/fabric_button_hair_tie
こちらは応用編。くるみボタンキットのベースと布の間にキルト芯を挟んでちょっぴりふかふかに。目をビーズで、口を刺繍で入れて、髪の毛は羊毛フェルト。とっても可愛い女の子のお顔のヘアゴムに、大人も子供もにっこりです。
ちょっと変わったマテリアルに挑戦したければ、ポリマークレイはいかがでしょうか。捏ねて形成し、オーブンで焼いてカチカチに仕上げる樹脂粘土です。粘土というとグレーや白を想像されると思いますが、輸入樹脂粘土は鮮やかな色揃い!きっとお好きな色が見つかります。
ラブリー過ぎないデザインがお好みなら、ぜひレザー紐を。スエードなら見た目にも柔らかさがあり、ふんわりカラーも豊富です。束ねたスエード紐を真ん中で絞り、リボンのような形に見立ててそのまんまヘアゴムのアクセントにしてしまう大胆なアイデアです。100円ショップのフェイクスエードでも十分です。
ちょっと水回りの拭き掃除をする時だけ、書き物をするほんの少しの間だけ、顔にかかる髪を後ろに束ねたりねじり上げたりしてすっきりさせたい。普段からよくあることだけれど、汗をかきやすいこれからの季節はなおさらです。
ギュッと縛って髪に跡を付けたくないけれど、ゆるっとまとめてだらしない印象にもしたくない、なんていう時に重宝するのが、ちょっぴり装飾性のあるヘアゴムです。夏の到来に合わせ、手作りのヘアゴムのレシピを集めてみました。
刺繍をフィーチャーしたアクセサリーにはいろんなタイプがあります。お花の形のサテンステッチのヘアゴムなら、落ち着いた雰囲気で職場でも浮きません。ビーズ刺繍はキラキラ要素があるので、まさに夏向き!インドの伝統ミラー刺繍のヘアゴムはエスニックなテイストで、見た目に可愛いだけでなく魔除けにもなるそうです。
布の飾りの付いたヘアゴムには子供っぽいものが多い印象ですが、色や柄を選べば大人可愛い作品にもなり得ます。黒のギンガムチェックの大ぶりリボンをつけたヘアゴムが素敵!シースルーのチュールにカラフルなボンボンを詰めれば夢かわいいヘアゴムに。大人だってラブリーなものが好きですよね。
端の処理の要らないフェルトを材料にした飾りでヘアゴムを作るのもアイデアです。縫わずに作れるフェルトのお花が簡単です。羊毛フェルトに挑戦されるのも良いかもしれません。小さなどうぶつさんのお顔なら、多少いびつになってもそれはそれで可愛いものです。
大人気のレジンも、ヘアゴムの飾り作りにぴったりです。モールドに流したレジンにドライフラワーやビーズなどを封じ込めてチャームを作るもよし、台座付きのヘアゴムパーツでスタートするもよし。本格的な仕上がりになるので、プレゼントなどにも最適です。
いっそのことヘアゴムキットと呼んでしまった方が分かりやすいのでは?というくらいそれ目的に使われることの多い、くるみボタンキットを土台にする方法もおすすめです。お気に入りの布地の切れ端で作れば愛着湧くこと間違いなし。ビーズ、刺繍、そして羊毛フェルトの3種類のジャンルを組み合わせた女の子のお顔のボタンを飾ったヘアゴムは、ひとつ作ったらはまってしまいそうな可愛さです。
他にもカラフルなポリマークレイ(樹脂粘土)で好きな形を作ってカチカチに焼いたりスエード紐を束にしてリボンに見立てたりと、いろんな素材と手法で作った飾りをヘアゴムに付けてアクセサリーにするアイデアをご紹介いたしました。
作ってみたいヘアゴムは見つかりましたでしょうか?ハンドメイドの可愛い飾り付きのヘアゴムの助けを借りて夏を乗り切りましょう!