スタンプの基本テクニック:トーンオントーン(tone on tone)スタンピング
トーンオントーン(tone on tone)という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。ファッションやアート、インテリアコーディネートなどに使われる配色方法のひとつで、同じ色相のカラーに明暗や濃淡で変化をつけるコンセプトを指しています。
トーンオントーンはペーパークラフト用語でもあります。スタンプに限定して定義すると、単純に「カラーペーパーに同系色のインクを使ってスタンプをする」というのがトーンオントーンテクニックに当たります。
白いペーパーにさまざまな色相のインクでスタンプするいつものカラフルなクラフトと違った、同系色でまとめるトーンオントーンスタンピング。派手さはないけれど、カードやアルバムページを作っていると「これこそ欲しい雰囲気」という場面が多々あります。
使う材料や道具は同じでも、ペーパーやインクの選び方にはまた別の注意やコツが必要です。アルバムページの土台作りを例に取り、スタンプの基礎テクニックのひとつであるトーンオントーンスタンピングについてご説明いたします。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。